アンニョンハセヨ?
韓国語 基礎 レッスンのお時間です。
前回は韓国語のパッチム ② ~音の消えるパッチム~について
勉強しました。
パッチムは少し難しいと思いますが、ハングルにおいて
欠かせないものですので、しっかり覚えてほしいです。
まだ、パッチムの内容が分からない方はぜひぜひ
もう一度、記事を読んでいただければと思います。
「韓国語のパッチム ① ~音の響くパッチム~」
↑↑↑↑↑↑タップすると移動します。↑↑↑↑↑↑
「韓国語のパッチム ② ~音の消えるパッチム~」
↑↑↑↑↑↑タップすると移動します。↑↑↑↑↑↑
ご紹介する韓国語は「韓国語発音が上達するコツ10個」です。
パッチムを覚えて、このコツさえマスタすれば
韓国で会話ができる日も近づいてくると思いますよ~♪
さて、その10個のコツを一つ一つ、詳しく紹介していきます。
連音化とはパッチムの後に「ㅇ」から始まる文字が続くと「ㅇ」が前の文字のパッチムに変わり、発音されることを 「連音化」 と言います。
韓国語のテキストでは「連音化」もしくは「リエゾン」とも紹介することもあります。
日本語にも似たような法則で連音があったようです。
(※日本でも昔は連音化同様の現象があったようです。しかし、
現在では、当時から使われている単語にその名残がみられます。)
例)「銀(ぎん)」+「杏(あん)」=「銀杏(ぎんなん)」
「反(はん)」+「応(おう)」=「反応(はんのう)」
さて、連音化にはどんなのがあるのか詳しく見ていきましょう!
「한국어」 と言う言葉見ると 「한국(ハングク)」+「어(オ)」 ですが、
「국」の次に「어」が来ることから、パッチムの「ㄱ」と子音の「ㅇ」が連音化により、
「구거」となり、 発音を文字で表記すると「한구거(ハングゴ)」 となります。
「ㅇ」パッチムの後に「ㅇ」が続くとき、鼻濁音になります。
「ㅇ」パッチムをしっかり発音するときれいな鼻濁音になります。
(※鼻濁音とは鼻に抜けて発音される日本語のカ行濁音のことです。)
「종이」の発音を英語で表すと「jong i」になるため、
連音化すると「チョンギ」になると思いがちですが、
ここは「ㅇの連音化」により「チョンイ」と発音します。
そのほかの例を見て練習してみしょう。
「강아지」の発音を英語で表すと「gang aji」になるため、
連音化すると「カンガジ」になると思いがちですが、
これも「ㅇの連音化」により「カンアジ」と発音します。
パッチムの「ㄴ」「ㄹ」「ㅁ」「ㅇ」の直後に続く「ㅎ」の場合
音が弱化してほとんど発音しないです。
このことを【ㅎの弱化】と言います。
また、母音の前後に「ㅎ」が続く場合には発音しないです。
このことを【ㅎの無音化】と言います。
①【ㅎの弱化】
この場合はパッチム「ㄴ」の後に 「ㅎ」が来ているので
音が弱化してほとんど発音しないことになります。
ですので、最後は連音化により、「ウネン」と発音します。
もう一つ見ていきましょう。
この場合もパッチム「ㄴ」の後に 「ㅎ」が来ているので
音が弱化してほとんど発音しないことになります。
ですので、最後は連音化により、「チョヌァ」と発音します。
②【ㅎの無音化】
この場合はパッチム「ㅎ」の後に母音の「아」が来ているので
先ほど紹介した「ㅎの無音化」で発音はしません。
ですので、最後は「チョアヨ」と発音します。
もう一つ見ていきましょう。
この場合は二重パッチム「ㄶ」の後に母音の「이」が来ているので
同じく「ㅎの無音化」で発音はしません。
しかし、この場合は「ㄴ」のパッチムが残り、連音化するため、
最終的には「マニ」と発音します。
母音と「ㄴ」「ㄹ」「ㅁ」「ㅇ」パッチムのあとの「ㄱ」「ㄷ」「ㅂ」「ㅈ」は
濁ります。
いくつかの例を見てみましょう。
この場合は母音の後に「ㅂ」が来たものです。
ですので、「パボ」と発音します。
この場合も先と似ていますが、母音の後に「ㅈ」が来たものです。
ですので、「ヨジャ」と発音します。
この場合は「ㄴ」パッチムの後に「ㄱ」が来たものです。
ですので、「ハングル」と発音します。
この場合も前のと似ていますが、「ㄹ」パッチムの後に「ㅂ」が来たものです。
ですので、「カルビ」と発音します。 🍖…💦
この場合も「ㅇ」パッチムの後に「ㅂ」が来たものです。
ですので、「コンブ」と発音します。
この場合も「ㅁ」パッチムの後に「ㅈ」が来たものです。
ですので、「ナムジャ」と発音します。
なんだか数学の公式みたいな感じはしますが、簡単に言うとこんな感じです。
消えるパッチムグループの後に「ㄱ」「ㄷ」「ㅂ」「ㅅ」「ㅈ」が
来る場合は「ㄲ」「ㄸ」「ㅃ」「ㅆ」「ㅉ」と発音するのが濃音化です。
濃音ですので、二重子音が使われます。
いくつかの例を見てみましょう。
消えるパッチムグループ「-k」と「ㄱ」の場合です。
この場合は「ㄲ」と発音するため、「ハッキョ」と発音します。
消えるパッチムグループ「-k」と「ㄷ」の場合です。
この場合は「ㄸ」と発音するため、「シッタン」と発音します。
消えるパッチムグループ「-k」と「ㅂ」の場合です。
この場合は「ㅃ」と発音するため、「チョニョッパプ」と発音します。
消えるパッチムグループ「-p」と「ㅅ」の場合です。
この場合は「ㅆ」と発音するため、「チョプシ」と発音します。
消えるパッチムグループ「-p」と「ㅈ」の場合です。
この場合は「ㅉ」と発音するため、「チャプッチ」と発音します。
消えるパッチムグループ「-t」と「ㄱ」の場合です。
この場合は「ㄲ」と発音するため、「チョッカラク」と発音します。
この激音化というのは
平音である「ㄱ」「ㄷ」「ㅂ」「ㅈ」が激音である「ㅋ」「ㅌ」「ㅍ」「ㅊ」に
発音されることを言います。
その激音化はどのようになるのか見てみると
「ㅎ」の前後に「ㄱ」「ㄷ」「ㅂ」「ㅈ」パッチムがあると
「ㅎ」と一緒になって「ㅋ」「ㅌ」「ㅍ」「ㅊ」発音され激音化というのが起こります。
どんな内容なのか見てみましょう。
「좋다」は「ㅎ」+「ㄷ」のケースで「ㄷ」の激音である「ㅌ」に代わり
「조타」という発音になります。
「입학」は「ㅂ」+「ㅎ」のケースで「ㅂ」の激音である「ㅍ」に代わり
「이팍」という発音になります。
次の例も見ていきましょう。
「백화점」は「ㄱ」+「ㅎ」のケースで「ㄱ」の激音である「ㅋ」に代わり
「배콰점」という発音になります。
「빨갛다」は「ㅎ」+「ㄷ」のケースで「ㄷ」の激音である「ㅌ」に代わり
「빨가타」という発音になります。
少し、どんな感じかコツを掴んだら
次も見てみましょう。
「시작하다」は「ㄱ」+「ㅎ」のケースで「ㄱ」の激音である「ㅋ」に代わり
「시자카다」という発音になります。
「대답하다」は「ㅂ」+「ㅎ」のケースで「ㅂ」の激音である「ㅍ」に代わり
「대다파다」という発音になります。
だいたいわかりましたか?
ここで問題です。 笑
下の発音はどうなるんでしょうか?
「잊혀지다」は「ㅈ」+「ㅎ」のケースで「ㅈ」の激音である「ㅊ」に代わり
「□□□□」という発音になります。
正解は記事の最後に書いておきます。
また、この激音化にはほかの例外なものがあります。
今までは「ㅎ」の位置が前後しても同じ発音になりましたが
この場合だけ発音がことなります。
しっかりと覚えておいてください。
「못하다」の発音は「몯하다」です。なので「ㄷ」+「ㅎ」のケースで「ㄷ」の激音である「ㅌ」に代わり「모타다」という発音になります。
「좋습니다」の発音は「졷습니다」です。なので「ㄷ」+「ㅅ」のケースですが、
ここでは濃音化が起こります。
そのため「ㅅ」の激音である「ㅆ」に代わり「조씀니다」という発音になります。
消えるパッチムは後ろに「ㄴ」「ㅁ」が来ると響くパッチムになります。
どんなのがそういうふうになるのか
例を見ながら説明して行きます。
1.「ㅂ [-p]」と「ㄴ」「ㅁ」が来た場合の変化
「십만원」は<消えるパッチムグループ>の「ㅂ」+「ㅁ」のケースで
「ㅂ」が<響くパッチムグループ>の「ㅁ」に代わり「심만원」という発音になります。
「합니다」は<消えるパッチムグループ>の「ㅂ」+「ㄴ」のケースで
「ㅂ」が<響くパッチムグループ>の「ㅁ」に代わり「함니다」という発音になります。
2.「ㄷ [-t]」と「ㄴ」「ㅁ」が来た場合の変化
「옛날」は<消えるパッチムグループ>の「ㅅ」+「ㅁ」のケースで
「ㅅ」が<響くパッチムグループ>の「ㄴ」に代わり「옌날」という発音になります。
"どこにも「ㅅ」は書いてないというかもしれませんが?"
と思うかもしれませんが、「옛날」を発音通り書くと「옏날」になります。
なので、<消えるパッチムグループ>「ㄷ [-t]」になります。
「낱말」は<消えるパッチムグループ>の「ㅌ」+「ㅁ」のケースで
「ㅌ」が<響くパッチムグループ>の「ㄴ」に代わり「난말」という発音になります。
この場合も先と同じく「낱말」を発音通り書くと「낟말」になります。
なので、<消えるパッチムグループ>「ㄷ [-t]」になります。
3.「ㄱ [-k]」と「ㄴ」「ㅁ」が来た場合の変化
「먹는다」は<消えるパッチムグループ>の「ㄱ」+「ㄴ」のケースで
「ㄱ」が<響くパッチムグループ>の「ㅇ」に代わり「멍는다」という発音になります。
「국물」は<消えるパッチムグループ>の「ㄱ」+「ㅁ」のケースで
「ㄱ」が<響くパッチムグループ>の「ㅇ」に代わり「궁물」という発音になります。
1. 【ㄴのㄹ化】
「ㄴ」と「ㄹ」の発音については
「ㄹ」と隣りあう「ㄴ」は「ㄹ」と発音します。
これを簡単に言うと…
「ㄴ」+「ㄹ」 = 「ㄹㄹ」
「ㄹ」+「ㄴ」 = 「ㄹㄹ」
になるということです。
例を見ながら説明します。
「난로」という単語は「ㄴ」+「ㄹ」のケースです。
この場合は「ㄴのㄹ化」によって「ナルロ」という発音になります。
下の単語も同じです。
「단락」という単語は「ㄴ」+「ㄹ」のケースです。
この場合は「ㄴのㄹ化」によって「ダルラク」という発音になります。
「한글날」という単語は「ㄹ」+「ㄴ」のケースです。
この場合は「ㄴのㄹ化」によって「ハングルラル」という発音になります。
下の単語も同じです。
「물냉면」という単語は「ㄹ」+「ㄴ」のケースです。
この場合は「ㄴのㄹ化」によって「ムルレンミョン」という発音になります。
2. 【ㄹのㄴ化】
「ㄱ」「ㅂ」「ㅁ」「ㅇ」パッチムの後の「ㄹ」は「ㄴ」に発音されます。
どのような発音になるのか見ていきましょう。
「식량」という単語は「ㄱ」+「ㄹ」のケースです。
この場合は「ㄹのㄴ化」で「식냥」になりますが、鼻音化によって最終的には
「싱냥」なります。なので発音は「シンニャン」という発音になります。
「ㄱ + ㄹ」 →(ㄹのㄴ化)→ 「ㄱ + ㄴ」 →(鼻音化)→ 「ㅇ + ㄴ」
「협력」という単語は「ㅂ」+「ㄹ」のケースです。
この場合も先ほどと同じ流れになります。
まずは「ㄹのㄴ化」で「협녁」になりますが、鼻音化によって最終的には
「혐녁」なります。なので発音は「ヒョムニョク」という発音になります。
「ㅂ + ㄹ」 →(ㄹのㄴ化)→ 「ㅂ + ㄴ」 →(鼻音化)→ 「ㅁ + ㄴ」
「금리」という単語は「ㅁ」+「ㄹ」のケースです。
この場合は「ㄹのㄴ化」で「금니」になります。
鼻音化されているのでそのまま発音し「クムニ」という発音になります。
「ㅁ + ㄹ」 →(ㄹのㄴ化)→ 「ㅁ + ㄴ」
「정리」という単語は「ㅇ」+「ㄹ」のケースです。
この場合は「ㄹのㄴ化」で「정니」になります。
鼻音化されているのでそのまま発音し「チョンニ」という発音になります。
「ㅇ + ㄹ」 →(ㄹのㄴ化)→ 「ㅇ + ㄴ」
「ㄷ+이=지」「ㅌ+이=치」と読みます。「디」や「티」にはなりません。
口蓋音化(こうがいおんか)がないと言葉が言いづらくなりますので、
韓国人にとって口蓋音化は自然に起こります。
例を見ながら説明します。
「굳이」という単語は「ㄷ」+「이」のケースです。
この場合の発音は「구지(クジ)」になります。
(*連音化と間違えて「구디」(クディ)と発音しないように!)
下の単語も同じです。
「해돋이」という単語は「ㄷ」+「이」のケースです。
この場合の発音は「해도지(ヘドジ)」になります。
「같이」という単語は「ㅌ」+「이」のケースです。
この場合の発音は「가치(クジ)」になります。
下の単語も同じです。
「끝이」という単語は「ㅌ」+「이」のケースです。
この場合の発音は「끄치(ヘドジ)」になります。
2つの語からなる単語で、前語末のパッチムに続く母音が
「ㅣ」か「ㅑ」「ㅕ」「ㅛ」「ㅠ」であるとき、「ㄴ」が挿入される。
言葉を変えて説明すると韓国語の合成語や複合語で、
パッチムのあとに「ㅣ」「ㅑ」「ㅕ」「ㅛ」「ㅠ」が続くと、
それぞれ「니」「냐」「녀」「뇨」「뉴」になることがあります。
例を見ながら説明します。
「동대문」という単語と「역」という単語のケースです。
この場合は2つの単語を合わせて「동대문역(東大門駅)」になります。
(※これが最初に話していた2つの語からなる単語です。)
「동대문역(東大門駅)」の単語で最後のパッチムの「ㄴ」後に「ㅕ」が来るので、
「ㄴ」が挿入されて発音は「동대문녁(トンデムンニョク)」になります。
次は応用してみましょう。
「미국」という単語と「영화」という単語のケースです。
この場合は2つの単語を合わせて「미국영화(アメリカ映画)」になります。
(※これが最初に話していた2つの語からなる単語です。)
「미국영화(アメリカ映画)」の単語で最後のパッチムの「ㄱ」後に「ㅕ」が来るので、
「ㄴ」が挿入されて発音は「미국녕화(ミグクニョンファ)」になります。
ん?なにか違和感があるようなないような…💦
わかりましたか?
「미국녕화(ミグクニョンファ)」からさらに鼻音化されて
最終的には「미궁녕화(ミグンニョンファ)」になります。
例を見ると分かりますが、
ニウンが挿入されたあと、
さらに発音ルールに従って変化しています。
また、「ㄴの挿入」は、
合成される二つの単語の意味がはっきりしている場合に起こります。
今日は韓国語発音が上達するコツ10個を紹介しました。
難しいですが、これさえ押さえておけば、韓国語の発音は暢達すると
思います。
また、韓国語検定を勉強している方々は基本的に知っておきたいものだと思います。
ご自身で分かりやすい説明に出会えると良いですね♪
何か質問があったらいつでもメールかメッセージください。
Q【連音化】の問題
A「‘정구기가 지베서 자믈 자고 이써요.’」
Q【激音化】の問題
A「이쳐지다」
韓国語 基礎 レッスンのお時間です。
前回は韓国語のパッチム ② ~音の消えるパッチム~について
勉強しました。
パッチムは少し難しいと思いますが、ハングルにおいて
欠かせないものですので、しっかり覚えてほしいです。
まだ、パッチムの内容が分からない方はぜひぜひ
もう一度、記事を読んでいただければと思います。
「韓国語のパッチム ① ~音の響くパッチム~」
↑↑↑↑↑↑タップすると移動します。↑↑↑↑↑↑
「韓国語のパッチム ② ~音の消えるパッチム~」
↑↑↑↑↑↑タップすると移動します。↑↑↑↑↑↑
ご紹介する韓国語は「韓国語発音が上達するコツ10個」です。
パッチムを覚えて、このコツさえマスタすれば
韓国で会話ができる日も近づいてくると思いますよ~♪
さて、その10個のコツを一つ一つ、詳しく紹介していきます。
【連音化】
連音化とはパッチムの後に「ㅇ」から始まる文字が続くと「ㅇ」が前の文字のパッチムに変わり、発音されることを 「連音化」 と言います。
韓国語のテキストでは「連音化」もしくは「リエゾン」とも紹介することもあります。
日本語にも似たような法則で連音があったようです。
(※日本でも昔は連音化同様の現象があったようです。しかし、
現在では、当時から使われている単語にその名残がみられます。)
例)「銀(ぎん)」+「杏(あん)」=「銀杏(ぎんなん)」
「反(はん)」+「応(おう)」=「反応(はんのう)」
さて、連音化にはどんなのがあるのか詳しく見ていきましょう!
「한국어」 と言う言葉見ると 「한국(ハングク)」+「어(オ)」 ですが、
「국」の次に「어」が来ることから、パッチムの「ㄱ」と子音の「ㅇ」が連音化により、
「구거」となり、 発音を文字で表記すると「한구거(ハングゴ)」 となります。
わかりましたか??
難しいですよね💦笑
何個か連音化の練習で単語を紹介していきます。
ここで大事なのは単語の中でパッチムの次に母音がくるとき、
パッチムは次の「ㅇ」の位置に移って発音することです。
上記のほかにも色々あります。
下の単語も参考にみてください。
군인[구닌](軍人), 금요일[그묘일](金曜日),
목욕[모굑](風呂), 언어[어너](言語),
입원[이붠](入院), 잠옷[자몯](パジャマ),
학원[하권](塾), 할아버지[하라버지](お祖父さん)
また、この場合は元の子音の発音が復活します。
パッチムがある文字が母音で始まる助詞、語尾または、接尾辞と結合される場合
そのパッチムは次の「ㅇ」の位置に移って発音します。
その例として下の単語をみてみましょう。
「옷(服)」 と言う言葉ですが、助詞の「이(~が)」をつけて「옷이(服が)」という
言葉になりました。そうすると「옷」の次に「이」が来ることから、パッチムの「ㅅ」と子音の「ㅇ」が連音化により、「오시」となります。
そのほかの例を見て練習してみしょう。
ここで注目したいのはパッチムの発音です。
「ㄷ」「ㅅ」「ㅈ」「ㅊ」のパッチムはすべて「ㄷ」と発音するため、
「文字(옷)=発音(옫)」 「文字(꽃)=発音(꼳)」 「文字(밑)=発音(믿)」になります。
先ほど書いた「元の子音の発音が復活します。」と言うのは
「文字(옷)=発音(옫)」は「ㅅ」が復活し「오시」
「文字(꽃=発音(꼳)」は「ㅊ」が復活し「꼬츨」
「文字(밑)=発音(믿)」は「ㅌ」が復活し「미테」
の発音になる意味です。
最後に下記問題の文書を発音通り書いてみましょう。
問題)‘정국이가 집에서 잠을 자고 있어요.’
正解はまとめの方に!
言葉になりました。そうすると「옷」の次に「이」が来ることから、パッチムの「ㅅ」と子音の「ㅇ」が連音化により、「오시」となります。
そのほかの例を見て練習してみしょう。
ここで注目したいのはパッチムの発音です。
「ㄷ」「ㅅ」「ㅈ」「ㅊ」のパッチムはすべて「ㄷ」と発音するため、
「文字(옷)=発音(옫)」 「文字(꽃)=発音(꼳)」 「文字(밑)=発音(믿)」になります。
先ほど書いた「元の子音の発音が復活します。」と言うのは
「文字(옷)=発音(옫)」は「ㅅ」が復活し「오시」
「文字(꽃=発音(꼳)」は「ㅊ」が復活し「꼬츨」
「文字(밑)=発音(믿)」は「ㅌ」が復活し「미테」
の発音になる意味です。
上記のほかにも色々あります。
下の単語も参考にみてください。
있어요[이써요](あります)は「읻어요」から「ㅆ」が復活し「이써요」
낮에[나제](昼に)は「낟에」から「ㅈ」が復活し「나제」
옆에[여페](隣りに)は「엽에」から「ㅍ」が復活し「여페」
最後に下記問題の文書を発音通り書いてみましょう。
問題)‘정국이가 집에서 잠을 자고 있어요.’
正解はまとめの方に!
【ㅇの連音化】
「ㅇ」パッチムの後に「ㅇ」が続くとき、鼻濁音になります。
「ㅇ」パッチムをしっかり発音するときれいな鼻濁音になります。
(※鼻濁音とは鼻に抜けて発音される日本語のカ行濁音のことです。)
「종이」の発音を英語で表すと「jong i」になるため、
連音化すると「チョンギ」になると思いがちですが、
ここは「ㅇの連音化」により「チョンイ」と発音します。
そのほかの例を見て練習してみしょう。
「강아지」の発音を英語で表すと「gang aji」になるため、
連音化すると「カンガジ」になると思いがちですが、
これも「ㅇの連音化」により「カンアジ」と発音します。
【ㅎの弱化&無音化】
パッチムの「ㄴ」「ㄹ」「ㅁ」「ㅇ」の直後に続く「ㅎ」の場合
音が弱化してほとんど発音しないです。
このことを【ㅎの弱化】と言います。
また、母音の前後に「ㅎ」が続く場合には発音しないです。
このことを【ㅎの無音化】と言います。
それぞれ、どういう違いがあるのか見ていきましょう。
①【ㅎの弱化】
この場合はパッチム「ㄴ」の後に 「ㅎ」が来ているので
音が弱化してほとんど発音しないことになります。
ですので、最後は連音化により、「ウネン」と発音します。
もう一つ見ていきましょう。
音が弱化してほとんど発音しないことになります。
ですので、最後は連音化により、「チョヌァ」と発音します。
②【ㅎの無音化】
この場合はパッチム「ㅎ」の後に母音の「아」が来ているので
先ほど紹介した「ㅎの無音化」で発音はしません。
ですので、最後は「チョアヨ」と発音します。
もう一つ見ていきましょう。
この場合は二重パッチム「ㄶ」の後に母音の「이」が来ているので
同じく「ㅎの無音化」で発音はしません。
しかし、この場合は「ㄴ」のパッチムが残り、連音化するため、
最終的には「マニ」と発音します。
【有声音化】
母音と「ㄴ」「ㄹ」「ㅁ」「ㅇ」パッチムのあとの「ㄱ」「ㄷ」「ㅂ」「ㅈ」は
濁ります。
いくつかの例を見てみましょう。
この場合は母音の後に「ㅂ」が来たものです。
ですので、「パボ」と発音します。
この場合も先と似ていますが、母音の後に「ㅈ」が来たものです。
ですので、「ヨジャ」と発音します。
この場合は「ㄴ」パッチムの後に「ㄱ」が来たものです。
ですので、「ハングル」と発音します。
この場合も前のと似ていますが、「ㄹ」パッチムの後に「ㅂ」が来たものです。
ですので、「カルビ」と発音します。 🍖…💦
この場合も「ㅇ」パッチムの後に「ㅂ」が来たものです。
ですので、「コンブ」と発音します。
この場合も「ㅁ」パッチムの後に「ㅈ」が来たものです。
ですので、「ナムジャ」と発音します。
【濃音化】
なんだか数学の公式みたいな感じはしますが、簡単に言うとこんな感じです。
消えるパッチムグループの後に「ㄱ」「ㄷ」「ㅂ」「ㅅ」「ㅈ」が
来る場合は「ㄲ」「ㄸ」「ㅃ」「ㅆ」「ㅉ」と発音するのが濃音化です。
濃音ですので、二重子音が使われます。
いくつかの例を見てみましょう。
消えるパッチムグループ「-k」と「ㄱ」の場合です。
この場合は「ㄲ」と発音するため、「ハッキョ」と発音します。
消えるパッチムグループ「-k」と「ㄷ」の場合です。
この場合は「ㄸ」と発音するため、「シッタン」と発音します。
消えるパッチムグループ「-k」と「ㅂ」の場合です。
この場合は「ㅃ」と発音するため、「チョニョッパプ」と発音します。
消えるパッチムグループ「-p」と「ㅅ」の場合です。
この場合は「ㅆ」と発音するため、「チョプシ」と発音します。
消えるパッチムグループ「-p」と「ㅈ」の場合です。
この場合は「ㅉ」と発音するため、「チャプッチ」と発音します。
消えるパッチムグループ「-t」と「ㄱ」の場合です。
この場合は「ㄲ」と発音するため、「チョッカラク」と発音します。
【激音化】
この激音化というのは
平音である「ㄱ」「ㄷ」「ㅂ」「ㅈ」が激音である「ㅋ」「ㅌ」「ㅍ」「ㅊ」に
発音されることを言います。
その激音化はどのようになるのか見てみると
「ㅎ」の前後に「ㄱ」「ㄷ」「ㅂ」「ㅈ」パッチムがあると
「ㅎ」と一緒になって「ㅋ」「ㅌ」「ㅍ」「ㅊ」発音され激音化というのが起こります。
どんな内容なのか見てみましょう。
「좋다」は「ㅎ」+「ㄷ」のケースで「ㄷ」の激音である「ㅌ」に代わり
「조타」という発音になります。
「입학」は「ㅂ」+「ㅎ」のケースで「ㅂ」の激音である「ㅍ」に代わり
「이팍」という発音になります。
「백화점」は「ㄱ」+「ㅎ」のケースで「ㄱ」の激音である「ㅋ」に代わり
「배콰점」という発音になります。
「빨갛다」は「ㅎ」+「ㄷ」のケースで「ㄷ」の激音である「ㅌ」に代わり
「빨가타」という発音になります。
少し、どんな感じかコツを掴んだら
次も見てみましょう。
「시작하다」は「ㄱ」+「ㅎ」のケースで「ㄱ」の激音である「ㅋ」に代わり
「시자카다」という発音になります。
「대답하다」は「ㅂ」+「ㅎ」のケースで「ㅂ」の激音である「ㅍ」に代わり
「대다파다」という発音になります。
だいたいわかりましたか?
ここで問題です。 笑
下の発音はどうなるんでしょうか?
「잊혀지다」は「ㅈ」+「ㅎ」のケースで「ㅈ」の激音である「ㅊ」に代わり
「□□□□」という発音になります。
正解は記事の最後に書いておきます。
また、この激音化にはほかの例外なものがあります。
今までは「ㅎ」の位置が前後しても同じ発音になりましたが
この場合だけ発音がことなります。
しっかりと覚えておいてください。
「못하다」の発音は「몯하다」です。なので「ㄷ」+「ㅎ」のケースで「ㄷ」の激音である「ㅌ」に代わり「모타다」という発音になります。
「좋습니다」の発音は「졷습니다」です。なので「ㄷ」+「ㅅ」のケースですが、
ここでは濃音化が起こります。
そのため「ㅅ」の激音である「ㅆ」に代わり「조씀니다」という発音になります。
なんとなくわかりましたか?
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【鼻音化】
消えるパッチムは後ろに「ㄴ」「ㅁ」が来ると響くパッチムになります。
どんなのがそういうふうになるのか
例を見ながら説明して行きます。
1.「ㅂ [-p]」と「ㄴ」「ㅁ」が来た場合の変化
「십만원」は<消えるパッチムグループ>の「ㅂ」+「ㅁ」のケースで
「ㅂ」が<響くパッチムグループ>の「ㅁ」に代わり「심만원」という発音になります。
「합니다」は<消えるパッチムグループ>の「ㅂ」+「ㄴ」のケースで
「ㅂ」が<響くパッチムグループ>の「ㅁ」に代わり「함니다」という発音になります。
2.「ㄷ [-t]」と「ㄴ」「ㅁ」が来た場合の変化
「옛날」は<消えるパッチムグループ>の「ㅅ」+「ㅁ」のケースで
「ㅅ」が<響くパッチムグループ>の「ㄴ」に代わり「옌날」という発音になります。
"どこにも「ㅅ」は書いてないというかもしれませんが?"
と思うかもしれませんが、「옛날」を発音通り書くと「옏날」になります。
なので、<消えるパッチムグループ>「ㄷ [-t]」になります。
「낱말」は<消えるパッチムグループ>の「ㅌ」+「ㅁ」のケースで
「ㅌ」が<響くパッチムグループ>の「ㄴ」に代わり「난말」という発音になります。
この場合も先と同じく「낱말」を発音通り書くと「낟말」になります。
なので、<消えるパッチムグループ>「ㄷ [-t]」になります。
3.「ㄱ [-k]」と「ㄴ」「ㅁ」が来た場合の変化
「먹는다」は<消えるパッチムグループ>の「ㄱ」+「ㄴ」のケースで
「ㄱ」が<響くパッチムグループ>の「ㅇ」に代わり「멍는다」という発音になります。
「국물」は<消えるパッチムグループ>の「ㄱ」+「ㅁ」のケースで
「ㄱ」が<響くパッチムグループ>の「ㅇ」に代わり「궁물」という発音になります。
【ㄴのㄹ化、ㄹのㄴ化】
1. 【ㄴのㄹ化】
「ㄴ」と「ㄹ」の発音については
「ㄹ」と隣りあう「ㄴ」は「ㄹ」と発音します。
これを簡単に言うと…
「ㄴ」+「ㄹ」 = 「ㄹㄹ」
「ㄹ」+「ㄴ」 = 「ㄹㄹ」
になるということです。
例を見ながら説明します。
「난로」という単語は「ㄴ」+「ㄹ」のケースです。
この場合は「ㄴのㄹ化」によって「ナルロ」という発音になります。
下の単語も同じです。
「단락」という単語は「ㄴ」+「ㄹ」のケースです。
この場合は「ㄴのㄹ化」によって「ダルラク」という発音になります。
次は逆の場合も見ていきましょう。
「한글날」という単語は「ㄹ」+「ㄴ」のケースです。
この場合は「ㄴのㄹ化」によって「ハングルラル」という発音になります。
下の単語も同じです。
「물냉면」という単語は「ㄹ」+「ㄴ」のケースです。
この場合は「ㄴのㄹ化」によって「ムルレンミョン」という発音になります。
2. 【ㄹのㄴ化】
「ㄱ」「ㅂ」「ㅁ」「ㅇ」パッチムの後の「ㄹ」は「ㄴ」に発音されます。
どのような発音になるのか見ていきましょう。
「식량」という単語は「ㄱ」+「ㄹ」のケースです。
この場合は「ㄹのㄴ化」で「식냥」になりますが、鼻音化によって最終的には
「싱냥」なります。なので発音は「シンニャン」という発音になります。
「ㄱ + ㄹ」 →(ㄹのㄴ化)→ 「ㄱ + ㄴ」 →(鼻音化)→ 「ㅇ + ㄴ」
「협력」という単語は「ㅂ」+「ㄹ」のケースです。
この場合も先ほどと同じ流れになります。
まずは「ㄹのㄴ化」で「협녁」になりますが、鼻音化によって最終的には
「혐녁」なります。なので発音は「ヒョムニョク」という発音になります。
「ㅂ + ㄹ」 →(ㄹのㄴ化)→ 「ㅂ + ㄴ」 →(鼻音化)→ 「ㅁ + ㄴ」
「금리」という単語は「ㅁ」+「ㄹ」のケースです。
この場合は「ㄹのㄴ化」で「금니」になります。
鼻音化されているのでそのまま発音し「クムニ」という発音になります。
「ㅁ + ㄹ」 →(ㄹのㄴ化)→ 「ㅁ + ㄴ」
「정리」という単語は「ㅇ」+「ㄹ」のケースです。
この場合は「ㄹのㄴ化」で「정니」になります。
鼻音化されているのでそのまま発音し「チョンニ」という発音になります。
「ㅇ + ㄹ」 →(ㄹのㄴ化)→ 「ㅇ + ㄴ」
【口蓋音化】
「ㄷ+이=지」「ㅌ+이=치」と読みます。「디」や「티」にはなりません。
口蓋音化(こうがいおんか)がないと言葉が言いづらくなりますので、
韓国人にとって口蓋音化は自然に起こります。
例を見ながら説明します。
「굳이」という単語は「ㄷ」+「이」のケースです。
この場合の発音は「구지(クジ)」になります。
(*連音化と間違えて「구디」(クディ)と発音しないように!)
下の単語も同じです。
「해돋이」という単語は「ㄷ」+「이」のケースです。
この場合の発音は「해도지(ヘドジ)」になります。
「같이」という単語は「ㅌ」+「이」のケースです。
この場合の発音は「가치(クジ)」になります。
下の単語も同じです。
「끝이」という単語は「ㅌ」+「이」のケースです。
この場合の発音は「끄치(ヘドジ)」になります。
【ㄴ挿入】
2つの語からなる単語で、前語末のパッチムに続く母音が
「ㅣ」か「ㅑ」「ㅕ」「ㅛ」「ㅠ」であるとき、「ㄴ」が挿入される。
言葉を変えて説明すると韓国語の合成語や複合語で、
パッチムのあとに「ㅣ」「ㅑ」「ㅕ」「ㅛ」「ㅠ」が続くと、
それぞれ「니」「냐」「녀」「뇨」「뉴」になることがあります。
例を見ながら説明します。
「동대문」という単語と「역」という単語のケースです。
この場合は2つの単語を合わせて「동대문역(東大門駅)」になります。
(※これが最初に話していた2つの語からなる単語です。)
「동대문역(東大門駅)」の単語で最後のパッチムの「ㄴ」後に「ㅕ」が来るので、
「ㄴ」が挿入されて発音は「동대문녁(トンデムンニョク)」になります。
次は応用してみましょう。
「미국」という単語と「영화」という単語のケースです。
この場合は2つの単語を合わせて「미국영화(アメリカ映画)」になります。
(※これが最初に話していた2つの語からなる単語です。)
「미국영화(アメリカ映画)」の単語で最後のパッチムの「ㄱ」後に「ㅕ」が来るので、
「ㄴ」が挿入されて発音は「미국녕화(ミグクニョンファ)」になります。
ん?なにか違和感があるようなないような…💦
わかりましたか?
「미국녕화(ミグクニョンファ)」からさらに鼻音化されて
最終的には「미궁녕화(ミグンニョンファ)」になります。
例を見ると分かりますが、
ニウンが挿入されたあと、
さらに発音ルールに従って変化しています。
また、「ㄴの挿入」は、
合成される二つの単語の意味がはっきりしている場合に起こります。
まとめ
今日は韓国語発音が上達するコツ10個を紹介しました。
難しいですが、これさえ押さえておけば、韓国語の発音は暢達すると
思います。
また、韓国語検定を勉強している方々は基本的に知っておきたいものだと思います。
ご自身で分かりやすい説明に出会えると良いですね♪
何か質問があったらいつでもメールかメッセージください。
Q【連音化】の問題
A「‘정구기가 지베서 자믈 자고 이써요.’」
Q【激音化】の問題
A「이쳐지다」
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